INTERVIEW

職員全員が一丸となり、大学のライフラインを支える

平成18年9月 採用

谷川 祥行

岡山大学施設企画部施設保全課

仕事の内容

大学の施設や設備の設計から工事完了までをスムーズに進行することが私の主な仕事です。国立大学が発注する工事には税金が使われるため、工事にかかる費用の算出や現場の監理は、標準仕様書、積算基準書をはじめとした厳格なルールに則って実施する必要があります。決められた予算と工期の中で、施設利用者の方々からのご要望にお応えすることが求められる業務です。各部局との連携が必須となりますが、前職での営業経験が周囲の方々との円滑なコミュニケーションに役立っています。条件を一つひとつクリアして、無事に施設・設備が竣工した瞬間に、大きなやりがいを感じます。私がこの仕事と出会ったきっかけは、学生時代の卒業研究で、教育研究系の技術職員の方にお世話になったことです。卒業後は別の業種に就職したのですが、大学職員という仕事への興味が強くなり、思い切って転職を決意しました。現在は前職の経験も生かしながら、日々の業務に取り組んでいます。

職員

施設企画部の業務を効率的かつ効果的に進めるためには、建築担当、電気担当、機械担当が円滑なコミュニケーションを図りながら、チーム一丸となって仕事に取り組む姿勢が大切です。時には意見がぶつかることもありますが、それぞれの専門知識や考え方を共有する中で担当分野以外の知見が深まり、自分自身の成長を実感できます。

Q&A

仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
日頃から、機械設備の維持保全、整備に関する技術の相談が各部局から日々寄せられます。あらゆる設備は大学の重要なライフラインです。常に利用者の目線に立ちながら、さまざまなご要望にできる限り迅速に対応することが大切です。特に、設備不良は大学の教育・研究活動の妨げとなる可能性が高く、少しでもその影響を小さくできるように試行錯誤しています。
今後の目標は何ですか?
昨年、同じ部署に新採用の職員が入職しました。先輩としてサポートを行い、早く職場に馴染んでもらうことが目標です。現在は自分が新人だった頃を思い出しながら、仕事内容を教えています。正しい内容を伝えようと意識しながら指導することは、私自身のスキルアップにもつながっていると感じます。少しでも早く仕事を覚えてもらえるように、これからも積極的に声をかけて信頼関係を築きながら育成に努めていきたいです。

業務の流れ

施設整備費補助金事業に関する業務の流れ

4月

工事の設計積算

工事発注に向けて設計積算を行います。

5月

次年度工事の予算要求書の作成

要求予算の項目・金額を精査します。

8月

工事の発注と現場監理

施工業者の現場監理を行います。

3月

工事の完成

工事の完成検査を行います。