INTERVIEW

大学職員として快適な施設を提供し、地元に恩返しをしたい

平成28年10月 採用

花房 美歩

鳥取大学施設環境部施設課

仕事の内容

私は主に大学の施設整備に関する業務に携わっています。改修工事の設計においては、既存の建物が抱える制約の中で利用者のご要望をいかに汲み取るかが重要です。そのため、常に「利用者がどう感じるのか」という視点に立つように心掛けています。また、円滑な進行には他の担当者との協力が不可欠です。設計時は改修後の維持管理にまで配慮しながら入念な打合わせを行っています。全員で試行錯誤しながらつくりあげた施設設備が快適に利用されている光景は、大学職員という仕事ならではのやりがいです。もともとは工務店へ就職し住宅の設計業務や営業を担当していましたが、今まで育ててくれた地元に恩返しをしたいと思い、地域に根差した教育を行う鳥取大学へ転職しました。地域住民として感じてきたことや前職で培ったスキルを生かしながら、現職を通じて地元に貢献していきたいです。

先輩

施設整備を進める中で、自分の考えに自信が持てないことがありました。そんなときに力になったのが先輩からのアドバイスです。過去の事例をもとに、当時はどのような根拠・考えに基づいて検討を進めたのか、ご自身の体験を交えながら丁寧に指導いただきました。施設の間取りや工法には意味があり、それぞれの経緯や意図を理解することは確実にスキルアップにつながります。今後も「温故知新」の姿勢を忘れずに、過去の経験から学んでいきたいです。

Q&A

スキルアップのために心掛けていることは何ですか?
専門知識が求められるため、日ごとに更新されるさまざまな情報を、能動的に収集することが欠かせません。現在は自身のスキルアップのために、業務に不可欠な一級建築士資格を取得するだけでなく、施設整備に役立つ資格取得に積極的に取り組んでいます。また、電気工事や機械工事についてわからないことは担当者に確認するなど、専門分野に限らず幅広い知識を身に付けられるように努めています。
やりがいを感じる瞬間を教えてください。
施設整備は想いを形にする仕事です。イメージ共有を丁寧に行い、利用者の方が最も重要視するニーズを正しく読み取る必要があります。ヒアリングでは、前職の営業職で培ったコミュニケーションスキルを生かして、できるだけ平易な言葉で説明するように心掛けています。ご要望を踏まえて行った工夫が想定通りの機能を果たすと達成感を感じられますし、完成した建物が快適に利用されていると聞けば非常に嬉しく思います。やりがいを感じるたびに、「美しく年を重ねる建物を設計したい」という気持ちが強まっています。

SCHEDULE

8:30

始業

メールの確認を行い、定例会議などに参加します。

8:45

現地調査

修繕・改修が必要な箇所を確認します。また、過去の資料と現地の照合、工事における配慮事項の確認などを行います。

12:00

昼休み

昼食後は職員同士で歓談しています。

13:00

設計業務(設計図書の作成・積算)

現地調査結果を踏まえ、工事発注に必要な図面を作成し、工事に必要な費用を算出します。

17:15

終業