INTERVIEW

ニーズを理解し、利用したくなる図書館を目指す

平成7年4月 採用

田上 元江

広島大学学術・社会連携室図書館部図書学術情報普及グループ

仕事の内容

主な業務は、図書館利用者への窓口対応になります。資料の貸出返却はもちろんですが、蔵書検索システムや資料を閲覧するための機器の説明などの利用案内に関する業務もあります。また、資料の管理、学習環境の維持管理といった、利用者が図書館リソースを活用するためのサポートの役割も担っています。図書館業務の中でも、利用者と直接関わる機会が多く、だからこそさまざまな意見・要望に耳を澄ませて、快適に過ごすためのヒントを得ることができる業務です。利用者の声を生かしつつ、さまざまな環境・状況の変化に合わせて、より良いサービスを提供できるよう心掛けています。

上司・先輩・同僚

育児休業を経て職場に復帰した際、子どもの体調不良などで急な早退や休暇を余儀なくされる場面が多くありました。予定通りに仕事を進められなかったり、他の人に業務を負担してもらったり、先の見えない状況に不安を感じる中で心の支えとなったのが同僚や上司の存在です。周りの理解や励まし、サポートに非常に勇気づけられました。多くの方に助けていただいたことへの恩返しとして、これからは同じように悩む社員を支えていきたいです。

Q&A

やりがいを感じる瞬間を教えてください。
大学図書館は、大学の教育・研究活動に対する支援が主な役割となりますが、地域社会への貢献も担っています。図書館にはさまざまな利用者が来館され、その目的、必要とされる情報・サポートは同じではありません。窓口でのサービス業務には、利用者各々のニーズを読み取り、その必要とされるサービスを即時に提供しなければならないという使命感・責任感が伴います。だからこそ、うまく要望にお応えすることが出来たときや、さらには、感謝の言葉を受け取ったときが、大きなやりがいを感じる瞬間になります。
仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
職員全員で仕事に対する目的意識を共有し、一丸となって業務に取り組む姿勢が大切であると考えています。また、広い視野を持って行動することも不可欠です。自分の行動が、1か月後や1年後、どのように周りに影響を与えているのか予測することはできません。しかし、持っている知識や得られる情報を活用しながら、多角的な視点で物事に取り組むことは、より良い結果につながると考えています。

業務の流れ

東広島地区フロアサービス主担当(中央図書館)に関する業務の流れ

4月

新入生への対応

初めて大学図書館を利用する人が増えるため、図書館の利用方法を説明や、カウンターで問い合わせを受けることも多くなります。

7月

夏季長期貸出・オープンキャンパス

学生の夏休みに向けた図書の長期貸出を実施します。また、ワーキンググループを中心に、オープンキャンパスに向けた企画展示やイベント等を行います。

10月

特別資料室の点検・清掃

貴重資料の保存・管理のために、保管場所の点検や清掃作業を実施します。資料を虫害やカビから守り、 保存していくための大切な業務の一つです。

11月

新着図書の配架等

各分野から選定された新着図書を図書館に配架していきます。

2月

年度末作業・蔵書点検

年度末には、離職される先生からの返却資料の点検作業を実施します。また、来年度の図書館サービスに向けた準備を行います。