INTERVIEW

時勢にあった働き方のため日々知識をアップデート

平成17年4月 採用

寒川 正英

鳴門教育大学総務部総務課労務係

仕事の内容

職員の労務管理、給与計算、人事評価など多岐にわたる業務を行っています。国立大学法人職員の待遇制度は国家公務員と近いのですが、労働基準法が適用されるため、その基準に適応した労働環境を構築することに尽力しています。職員の業務効率を向上させるための体制づくりは、昨今特に重要な業務です。加えて、新型コロナウイルス対策としてテレワーク制度を導入するなど、その時勢に則した業務体制を検討・導入しています。

子どもの担任の先生

鳴門教育大学では、県教育委員会から実務家教員を受け入れています。基本的には本学の大学院を修了した人が対象です。私がその採用業務を担当していたとき、自分の子どもの担任だった教員が異動してくることになりました。小学校低学年のときの担任でしたが、考え方・指導がしっかりしていて特に印象に残っていたので、思わぬつながりに驚きました。同時に、そのような修了生を持つ大学に勤めていることを改めて誇りに思いました。

Q&A

スキルアップのためにしていることはありますか?
労務管理の知識の収集に努めています。大学教員は裁量労働制、附属学校教員は変形労働時間制と、管轄している職員の労働形態が多様です。それぞれの労働形態や、労働基準監督署による調査への対応をするため、労働関係法を学びました。幸いなことに私が所属する部署では、研修が充実しており、知識を得る環境が整っています。大学職員の業務や労働環境改善を進めるために、時事ニュースを収集することも心掛けています。
やりがいを感じたのはどのようなときですか?
学内研修の参加率と満足度を向上させることに成功したときです。学内研修はそれまで対面のみの実施だったため、遠方の事業所から「移動が難しい」という不満の声を聞くことがありました。そのような中、新型コロナウイルスによる制限もあり、オンラインで研修を行うことになりました。受講する会場の確保や、並行して対面での研修も行うための準備に手を尽くした結果、遠隔地の職員の参加率と満足度が向上し、達成感を感じました。

業務の流れ

人事評価に関する業務の流れ

4月

目標設定

人事評価の実施を通知し、被評価者に目標設定を依頼します。評価者には人事評価のスケジュールを案内し、各部署で目標設定や面談などを実施してもらいます。評価者が適正に評価できるよう、評価者研修も行います。

10月

中間評価

中間評価の実施を通知します。被評価者の目標進捗具合を確かめ、各部署から提出された人事評価シートを基に、適切な評価がされているかを見ます。確認ができたら学長まで、中間評価の決裁を行います。

3月

期末評価

各部署で行った期末評価の結果をとりまとめ、決裁します。今期の人事評価制度に問題点や改善点がないか確認し、次回以降の人事評価制度をより良くするために検討します。