INTERVIEW

個々の最適な学びのために、学生実験をサポートする

平成11年4月 採用

三島 真二

島根大学自然科学研究科

仕事の内容

主に所属学科の授業での実験に関わる業務を担当しています。機器の使い方や安全教育など、実験を進めるうえで必要な指導を行います。実験の説明に使う講義資料の作成や所属学科が所有する実験機器・工作機械のメンテナンスもしています。前職では予備校で講師をしていましたが、実家に比較的近い島根大学を選び地元に戻ってきました。海も山も湖も近いので、休日にアウトドアを楽しむには恵まれた場所です。前職の予備校での授業経験や、高校生の志望大学への意識や高校の履修内容などをある程度知っていたことは、今の仕事に役立っています。

修了生

私が担当している実験は講義形式の授業に比べて学生と直接コミュニケーションを取る機会が多いので、学生にとって話しやすい存在になっているようです。あるとき、本学の修了生が企業説明で大学に来た際に声をかけてくれたことがありました。話の中で「学生時代、授業で行った実験が社会に出た今、役に立っている」と報告してくれ、自分の仕事が誰かのためになっているということを実感することができました。

Q&A

仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
コミュニケーションを大切にしています。職場において自主的に仕事を進めていくことは大切ですが、ほかの教職員との情報共有や打合わせも欠かせません。また、学生に対しては実験を通して十数人と接することになりますので、個々の学生に応じたコミュニケーションを心掛けています。学生の中には発達に特性のある学生もいます。教職員の協力や研修を通して学んだ内容などをもとに積極的にサポートするようにしています。
スキルアップのためにしていること・心掛けていることは何ですか?
3Dプリンタなどの新しい機器が年々増えているので、私たち技術職員もそれに合わせたスキルや情報が必要になってきます。現在は、導入される予定のLiDAR(ライダー)と呼ばれるセンサー技術による3D計測装置について勉強しているところです。新しい分野を学ぶことは時間も労力も必要ですが、同時に楽しくもあります。中国・四国地区では技術職員の研修が行われており、技術研修や情報交換が役に立っています。

業務の流れ

学生実験に関する業務の流れ

4月

授業開始

学生実験で指導を行います。

8月

実験設備の点検

実験機材や消耗品のチェックをします。購入機器の予算管理も行っています。

10月

授業開始

2月

実験授業の準備

担当者間で翌年への改善点を話し合います。