INTERVIEW

デザイン思考に基づき、学内のDXを推進する

平成16年4月 採用

武田 啓之

香川大学情報部情報企画課

仕事の内容

大学のDX推進事業に従事しています。DXとは、デジタル技術による変革で社会や日々の生活を豊かにするというものです。デジタル技術は日々進歩していますが、それをどのように大学という組織の中に落とし込むかが重要です。職員の働き方や学生の生活をより豊かにする新しい学内システムをつくるため、ユーザーが感じる使いやすさを考える調査を行ったり、職員同士でアイデアを出し合ったり、日々の業務に勤しんでいます。

DXラボに所属する教員や学生

情報メディアセンターの教員や情報工学を専門とする学生と協働で、DXラボという組織をつくりました。これまで所属していた事務組織では、部署を越えたコミュニケーションをとる機会が少なく、事務職員としての視点のみで業務に取り組んでいました。しかしDXラボでは、教員や学生からの意見を直接聞くことができ、広い視野を持って物事を考えられるようになりました。さまざまな立場の人の想いを取り入れてDXを推進しています。

Q&A

業務を通じて成長したところを教えてください。
デザイン思考に基づき、業務に取り組めるようになった点です。デザイン思考とは、何が求められているかユーザー目線で考えたアイデアを、実現可能なプランに落とし込み、試すことで新たな価値を生み出そうとする考え方の手順です。日々、教職員や学生が求めていることは何かを考え、試作品を作り、運用テストを行うなど試行錯誤を重ねることで学内のDXを推進しています。
どのような人と一緒に働きたいと考えますか?
より良い仕事をしていくために、時には相手のために厳しいことを伝える必要があります。そのようなことも相手が納得できるように臆せず、しっかりと伝えられる人は、貴重な存在だと感じます。私の所属する情報部は全学センターである情報メディアセンターの教員や雇用している学生とも日常的に関わりがあります。嫌われたくないからと厳しいことを伝えないのではなく、相手のことを本気で考え、伝えるべきことを伝えるのが本当の優しさです。伝えるべきことに気づけるよう、日々のコミュニケーションを大切にしています。

業務の流れ

大学のDX推進に関する業務の流れ

4月

UX調査・アイデアソンの実施

大学のサービスを受けるユーザー(学生や教職員)が求めるものを調査します。

5月

ハンズオンセミナーの実施

業務部門の職員に対する研修を行います。

6月

業務部門とプロジェクトチームを結成

デザイン思考に基づき、システム開発業務の内製化に取り組みます。

7月

開発したシステムの実証実験

開発したシステムの試験運用を行います。

8月

実証実験したシステムの改善

9月

システムの運用開始

システムを正式に稼働します。