仕事の内容
主として学生への技術指導や、研究に関する技術・製作支援などを行っています。高等専門学校には1年生から5年生まで、幅広い年代の学生が在籍しています。入学直後から始まる実験・実習の授業では、機器の扱い方や工作機械の操作方法、データの整理について指導。最終学年を迎える学生は研究課題を1年間かけて追究し、発表を行います。学びを経て成長していく学生の姿を見ていると、教育という仕事のやりがいを強く感じます。
スキルアップのために心掛けていること
分かりやすい説明をするためには、学生の興味・関心の対象や、学ぶ知識・技術が使われている製品と使用例などを知ることが欠かせません。私は本やインターネットを使って情報収集したり、企業の方との交流を通じて新しい技術について学習したりして、授業内容に還元することを心掛けています。また、文部科学省から支給される科学研究費を活用して新たな研究にも着手して、研究の未来を担う機関で働く職員として、挑戦を続けています。
MOVE!な瞬間
産官学連携の研究開発プロジェクトで凍結濃縮装置の開発に関われたことは貴重な経験です。当初は、世の中に存在しない製品を開発するという難しい課題に戸惑いました。しかし、多くの方々と協力して研究を進める中で、今まで見過ごしていた現象に気付くなど、新たな知見を獲得。装置の製氷性能の向上に寄与することができました。装置が完成に近づいていく瞬間はとても嬉しく、心が躍りました。協力をお願いする中で他機関の方との人脈も広がり、以後職員生活に生きる多くの学びを得られたと感じています。